この記事の目次(7項目)
  1. 無料で手に入るもの・手に入らないもの(2026年10月10日時点)
  2. 科目別・無料資料の地図(読む順番つき)
  3. 読む順番の考え方——弱い科目の行から読む(当サイト案)
  4. 当サイトの無料ツールで分かること・分からないこと
  5. 無料だけで進める4週間の順番(当サイト案)
  6. 無料だけでは足りない部分と、その判断の仕方
  7. 次の一歩:10問クイック診断で、最初に読む科目の行を決める

無料で手に入るもの・手に入らないもの(2026年10月10日時点)

中小M&A資格試験(仮称)の公式テキスト・公式講座・公式の問題集は、2026年10月10日時点で公表されていません。試験は未実施のため、過去問も存在しません。一方で、中小企業庁は試験の設計と出題範囲を示す検討会第4回資料2・資料3と、倫理・行動規範の出題の母体である中小M&Aガイドライン第3版を、無料で公開しています。

中小企業庁の中小M&Aガイドラインのページには、第3版の本文のほか、第3版に関するQ&A、重要事項説明書サンプル、最終契約におけるリスク事項についての説明書サンプル、各種契約書サンプル、中小M&Aの主な手法と特徴、中小M&Aの譲渡額の算定方法などの参考資料も掲載されています。第3版の本文には、第1章の前に、ノンネーム・シート、基本合意書、表明保証条項、PMIなどを説明した用語集があります。中小企業庁は2025年4月に、中小M&A専門人材(個人)向けの使命、倫理・行動規範、知識スキルマップも公表しています。

一次資料4本の位置づけと読む順番は、公式テキストの記事で扱っています。本記事は、そこに参考資料・用語集・スキルマップを加え、無料だけで進める場合に科目ごとにどれを読むかを並べます。

科目別・無料資料の地図(読む順番つき)

科目(出題割合の現状案)1番目に読む2番目に読む3番目に読む無料では足りない部分
M&A実務(35〜40%)資料2の中項目の並び(事前相談からPMIまでの工程順)ガイドライン第3版の手続の流れの章と用語集スキルマップのM&Aプロセス別の整理、参考資料「中小M&Aの主な手法と特徴」事例にあてはめる演習の量
倫理・行動規範(25%)ガイドライン第3版の支援機関向けの記述参考資料の重要事項説明書サンプル・最終契約のリスク事項の説明書サンプルスキルマップの倫理・行動規範、資料2の参考の禁忌肢問題禁忌肢型の演習の量
財務・税務(20〜23%)資料3の小項目参考資料「中小M&Aの譲渡額の算定方法」資料2の計算問題の型簿記・財務3表・税金の計算の基礎の解説
法務(17〜18%)資料3の小項目参考資料の各種契約書サンプル資料2の契約条項の効力を問うサンプル問題会社法・民法の条文と手続の要件の解説

表の資料はすべて中小企業庁が無料で公開しているものです。資料2・資料3の数値や区分は現状案です。各種契約書サンプルは、ガイドラインのページに2025年12月15日時点版として掲載されています。M&A支援機関登録制度のウェブサイトは、法人・個人事業主という事業者の登録制度の説明で、試験合格者を個人として登録する案(検討会第5回資料2)とは別物のため、4科目の学習の最後に読めば足ります(当サイト案)。

読む順番の考え方——弱い科目の行から読む(当サイト案)

当サイトは、資料2の通読を全員の最初の1本にしたうえで、表の行を弱い科目から読むことをおすすめしています(当サイト案)。合格基準の現状案には科目別の合格最低基準50%程度が含まれ、1科目でも50%を下回ると不合格になり得るため、得意な科目から読むと時間が偏るからです。

M&A実務は、用語集を先に読むと工程の名前と書面の関係がつかめます。倫理・行動規範は、ガイドライン第3版の本文を読んでから説明書サンプルを見ると、支援機関が依頼者に何を書面で伝えるのかが具体的に分かります。財務・税務と法務は、資料3の小項目で範囲を確かめてから参考資料を読み、説明が足りない箇所に印を付けます。

当サイトの無料ツールで分かること・分からないこと

ツール登録問題数・時間結果で分かること解説
10問クイック診断不要4科目から10問・約5分(制限時間10分)総合の正答率と最も低かった科目終了後に2問(誤答優先)を表示
20問精密診断無料会員7/5/4/4問・約10分(制限時間20分)科目別の正答率・弱点TOP3・次に確認する論点表示しない
本番想定60問模試無料会員21/15/13/11問・120分総合・科目別の正答率と、科目別の最低基準50%を下回る科目表示しない

60問模試の配分は、公表された出題割合の現状案を当サイトが60問に配分した算出値です。当サイトで無料で読める解説は、10問クイック診断の2問と、有料の合格対策パックの解説サンプル5問だけです。20問と60問で間違えた科目は、上の表の該当する行の一次資料に戻って確かめます。いずれのツールも中小企業庁や実施団体による合否判定ではなく、合格を保証するものでもありません。

無料だけで進める4週間の順番(当サイト案)

1週目は、10問クイック診断で最も低い科目を確かめ、資料2を通読し、資料3の●印に目を通します。週の後半は、ガイドライン第3版の用語集を読み、M&A実務の工程と書面の名前を一通り押さえます(当サイト案)。

2週目は、ガイドライン第3版の支援機関向けの記述を精読し、重要事項説明書サンプルと最終契約のリスク事項の説明書サンプルを照らし合わせます。週末に無料会員登録をして20問精密診断を受け、科目別の正答率を記録します(当サイト案)。

3週目は、20問精密診断で低かった2科目の行の資料を読みます。M&A実務ならスキルマップのプロセス別の整理、財務・税務なら譲渡額の算定方法、法務なら各種契約書サンプルが中心です。資料2の公表サンプル問題5問も、この週に自分で解き直します(当サイト案)。

4週目は、120分を確保して本番想定60問模試を受け、科目別の最低基準50%を下回った科目の行に戻ります。最後に20問精密診断を受け直し、マイページに保存された2週目の結果と比べます(当サイト案)。

無料だけでは足りない部分と、その判断の仕方

一次資料が項目の一覧にとどまりやすいのは、財務・税務と法務です。資料3は項目の一覧で、簿記・財務3表や会社法・民法の基礎を解説する文書ではありません。4週目の60問模試で財務・税務や法務が50%を下回った場合は、その科目の基礎を解説した教材を足すかどうかを判断します(当サイト案)。教材を足すときの基準は、教材の選び方の記事で扱っています。

当サイトの合格対策パックは、9,800円(税込・一括払い)・購入日から24か月・自動更新なしの、計900問の民間の演習教材で、全問に解説と根拠資料を表示します。一次資料を読む前に買う必要はありません。

無料の資料だけで合格できますか?

当サイトは、無料だけで合格できるとも、できないとも断定しません。出題範囲と倫理・行動規範の規範は無料の一次資料で読めますが、簿記・財務3表や会社法・民法の基礎を体系的に解説した文書は、無料の一次資料にはありません。4週目の60問模試の科目別の正答率で、足りない科目があるかを判断してください。

中小企業庁の資料はどこで読めますか?

検討会第4回の資料2・資料3は中小企業庁の検討会のページで、中小M&Aガイドライン第3版と参考資料は中小企業庁の中小M&Aガイドラインのページで、いずれも無料で読めます。本記事の出典欄に各資料の掲載ページを記載しています。

無料で解ける問題はどれくらいありますか?

中小企業庁が公表した問題は、検討会第4回資料2のサンプル問題の正式4問(4科目各1問)と参考の禁忌肢問題1問で、いずれも四肢択一です。当サイトでは、10問クイック診断(登録不要)、20問精密診断と本番想定60問模試(無料会員)を無料で解けます。

次の一歩:10問クイック診断で、最初に読む科目の行を決める

今日できることは、10問クイック診断(登録不要・約5分)を受け、最も低かった科目の行の1番目の資料を開くことです。試験日は2026年10月10日時点で公表されていませんが、読むべき無料の資料はすでに公開されているため、公表を待つ理由はありません。無料会員登録をすると、20問精密診断と60問模試の結果がマイページに保存され、次回の結果と比べて弱点の変化を確認できます。