この記事の目次(8項目)
  1. 通信講座・オンライン講座はあるか——公式講座は2026年10月4日時点で公表されていない
  2. 根拠1:一次資料は中小企業庁のサイトで無料公開されている
  3. 根拠2:本試験はCBT方式——画面で解く練習が本番の形式に近い
  4. 根拠3:合格後の登録講習もE-learning等の形式が想定されている(案)
  5. オンライン学習で足りない部分——120分通しの集中と、紙で読む一次資料の俯瞰
  6. 講座を探す前に確かめること
  7. 当サイトの診断・模試はオンラインで、結果が保存される
  8. 次の一歩:本番想定60問模試を画面で1回受ける

通信講座・オンライン講座はあるか——公式講座は2026年10月4日時点で公表されていない

中小M&A資格試験(仮称)の公式講座と公式テキストは、2026年10月4日時点で公表されていません。試験の実施は株式会社銀行研修社に委託されています(2026年5月1日採択公表)。当サイトは他社の講座について名称・金額・内容を扱いません。

この記事で答えるのは「講座を選ぶ基準」ではなく、「この試験の対策はオンラインで完結するか」という1点です。結論は、公表されている資料の範囲では完結できる構造になっている、です。以下で根拠を3つに分けて示し、そのうえでオンラインだけでは足りにくい部分を書きます。

根拠1:一次資料は中小企業庁のサイトで無料公開されている

出題の根拠になる資料は、2026年10月4日時点で、中小企業庁のサイトに無料で公開されています。試験形式と合格基準の現状案を示す検討会第4回資料2、4科目の出題範囲と優先出題項目(●印)を示す同資料3、倫理・行動規範の出題の母体となる中小M&Aガイドライン(第3版・2024年8月30日公表)、試験の実施方法の想定を示す公募要領(2026年3月27日)、合格後の登録制度の案を示す検討会第5回資料2(2026年7月21日)です。

通信講座の役割の1つは教材を手元に届けることですが、この試験では範囲の根拠となる原文が画面で読める状態にあります。公式テキストが未公表であっても、何を読めばよいかは出題範囲一覧で決まっています。

根拠2:本試験はCBT方式——画面で解く練習が本番の形式に近い

試験形式の現状案は、設問60問程度・試験時間120分・CBT方式・四肢択一です(検討会第4回資料2)。公募要領は、全国の試験会場でCBT方式により実施し、各都道府県に少なくとも1か所の試験会場を用意することを委託先に求めています。つまり本番は会場の画面で解く想定です。

紙の問題集で解く練習と、画面で問題を読み選択肢を選ぶ練習では、本番に近いのは後者です。オンラインで問題を解くことは、環境の制約ではなく、本番の形式に合わせた練習になります。具体的な試験会場名は、2026年10月4日時点で公表されていません。

根拠3:合格後の登録講習もE-learning等の形式が想定されている(案)

検討会第5回資料2(2026年7月21日)は、試験合格後の登録要件として、試験合格・誓約書の提出・登録講習の修了・欠格事由に該当しないことの確認を案として示しています。このうち登録講習は、M&A実務と倫理・行動規範等の内容をE-learning等の形式で受講し、登録者管理システムのマイページ上で受講する想定です。

登録講習の所要時間と費用は、2026年10月4日時点で公表されていません。制度の運用開始時期も資料に明記はなく、いずれも案の段階です。それでも、合格後の登録講習にE-learning等の形式が案として示されている点は、試験対策をオンラインで進めることと矛盾しません。

オンライン学習で足りない部分——120分通しの集中と、紙で読む一次資料の俯瞰

足りにくい部分は2つあります。1つ目は、120分を中断せずに通して解く集中です。短時間の問題演習はオンラインで繰り返せますが、本番は60問程度を120分で解く想定で、1問あたり平均2分です。この時間感覚は、通しで解く回数を重ねないと身につきません。当サイトの本番想定60問模試は120分で、回答済み・未回答・見直しの状態を表示します。

2つ目は、一次資料を俯瞰して読む作業です。出題範囲一覧や中小M&Aガイドラインは画面で拾い読みできますが、科目全体の構造をつかむには、印刷して通読し、●印の項目に印を付けながら読むほうが全体が見えます。オンラインで完結できることと、すべてを画面で済ませるべきことは別です。

講座を探す前に確かめること

通信講座やオンライン講座を探す前に、まず自分の現在地を数字で持ってください。合格基準の現状案は、総得点70〜80%程度に加えて科目別の最低基準50%程度があり、1科目でも50%を下回ると不合格になり得る設計です。どの科目が足りないかが分かっていないと、講座に何を求めるかも決まりません。講座を選ぶときの基準そのものは、関連記事に分けています。

当サイトの診断・模試はオンラインで、結果が保存される

当サイトの3つの機能は、いずれも画面で解き、画面で結果を見ます。10問クイック診断は登録不要で、4科目から10問を約5分(制限時間10分)で解き、総合の正答率と最も低かった科目を表示します。20問精密診断(無料会員)は、4科目の配分7/5/4/4(M&A実務・倫理・行動規範・財務・税務・法務の順)で約10分(制限時間20分)、科目別の正答率・弱点TOP3・次に確認する論点を表示します。

本番想定60問模試(無料会員)は、公表された出題割合に合わせ21/15/13/11問(同順)を120分で解き、終了後に全問の解説を確認できます。無料会員の結果はマイページに保存され、次回の結果と比べて弱点の変化を確認できます。無料会員登録はメールアドレスとパスワードだけ(約1分)です。いずれの結果も試験の合否を判定するものではありません。

中小M&A資格の通信講座はありますか?

公式講座は2026年10月4日時点で公表されていません。当サイトは他社の講座の名称・金額・内容を扱いません。出題の根拠となる一次資料は中小企業庁のサイトで無料公開されており、講座がなくても範囲の確認と原文の通読は始められます。

オンラインだけで対策は足りますか?

一次資料の入手、問題演習、本番形式の模試はオンラインで完結できます。足りにくいのは、120分を通して解く集中と、一次資料を俯瞰して読む作業の2つです。模試は中断しない環境で受け、一次資料は印刷して通読する回を設けてください。

合格後の講習もオンラインですか?

検討会第5回資料2(2026年7月21日)は、登録講習をE-learning等の形式で、登録者管理システムのマイページ上で受講する想定を案として示しています。所要時間・費用・運用開始時期は2026年10月4日時点で公表されていません。

次の一歩:本番想定60問模試を画面で1回受ける

今日できることは、無料会員登録をして本番想定60問模試(120分)を画面で1回受けることです。本試験はCBT方式が現状案なので、画面で60問を通す経験は、講座を探すより先に本番の形式に近づく行動です。無料会員は模試と20問精密診断の結果が保存され、次回の結果と比べて弱点の変化を確認できます。