この記事の目次(8項目)
  1. 中小M&A資格試験の最新情報——2026年9月28日時点で最新の公表は2026年7月21日の検討会第5回資料2
  2. これまでの経緯はどう進んだか——公表された事実だけの年表(2024年8月30日〜2026年9月28日)
  3. 2024年8月30日の中小M&Aガイドライン第3版は何を決めたか
  4. 2026年3月17日の検討会第4回資料2・資料3は何を決めたか
  5. 2026年3月27日〜4月22日の企画競争と5月1日の採択は何を決めたか——実施団体の確定
  6. 2026年7月21日の検討会第5回資料2は何を決めたか——登録制度の案
  7. 2026年9月28日時点でまだ公表されていないことは何か——どこから公表されれば分かるか
  8. 次の一歩:公表を待ちながら、今日できることを先に済ませる

中小M&A資格試験の最新情報——2026年9月28日時点で最新の公表は2026年7月21日の検討会第5回資料2

2026年9月28日時点で、中小M&A資格試験(仮称)に関する最新の公表は、2026年7月21日の中小企業庁 検討会第5回資料2です。同資料は、試験合格後の登録制度の案を示しました。検討会第5回より後の回の資料は、2026年9月28日時点で公表されていません。試験日・受験料・申込方法・受験資格・正式名称・公式テキストも同じく未公表です。委託先の株式会社銀行研修社からの試験案内も、当サイトが確認した範囲では、同時点で公表されていません。

この記事は、2024年8月30日から2026年9月28日までに公表された事実だけを日付順に並べます。各公表が何を決めたかと、まだ公表されていないことを分けて書きます。当サイトは、公表資料で裏付けの取れない日程や金額を掲載しません。確定・未確定の一覧はステータスページに、試験日の公表状況は関連記事「中小M&A資格試験はいつから?」にまとめています。

これまでの経緯はどう進んだか——公表された事実だけの年表(2024年8月30日〜2026年9月28日)

中小M&A資格試験の経緯は、中小企業庁の公表資料の日付で次のとおり追えます。表の各行は、公表資料に記載がある事実だけです。日付は公表日または開催日で、想定や案はその旨を書いています。

年月日公表された事実出典
2024年8月30日中小M&Aガイドライン第3版を公表。倫理・行動規範科目の出題の母体中小企業庁 中小M&Aガイドライン
2026年3月17日検討会第4回を開催。4科目・出題割合・60問程度・120分・CBT・合格基準の現状案(資料2)と出題範囲一覧(資料3)を公表検討会第4回資料2・資料3
2026年3月27日中小M&A資格試験実施事業の委託先を企画競争で公募開始。募集要領に有償想定(額は未定)・年1回受験・CBT・120分・最大60問程度を記載中小企業庁 公募ページ・企画競争募集要領
2026年4月22日企画競争の応募締切(公募期間は2026年3月27日〜4月22日)。応募は3件中小企業庁 公募ページ(公募期間)・採択結果ページ(応募件数)
2026年5月1日委託先として株式会社銀行研修社を採択したことを公表。事業名は「令和7年度補正 中小企業活性化・事業承継総合緊急支援事業(中小M&A資格試験実施事業)」中小企業庁 採択結果ページ
2026年7月21日検討会第5回を開催。試験合格後の登録制度の案を公表検討会第5回資料2
2026年9月28日時点試験日・申込方法・受験料・受験資格・正式名称・公式テキスト・合格基準の確定値は公表されていない当サイト確認

2024年8月30日の中小M&Aガイドライン第3版は何を決めたか

中小M&Aガイドライン第3版は、2024年8月30日に中小企業庁が公表した文書で、試験4科目のうち倫理・行動規範の出題の母体です。検討会第4回資料2の現状案では、倫理・行動規範の出題割合は25%です。合格基準の現状案では、倫理・行動規範科目に禁忌肢を配置する設計が示されています。つまり2024年8月30日の時点で、試験の1科目分の元となる文書はすでに公表されていました。試験の枠組みの現状案(4科目・試験形式・合格基準)を示す資料2・資料3が公表されたのは、これより後の2026年3月17日の検討会第4回です。倫理・行動規範の学習は、この文書から始められます。

2026年3月17日の検討会第4回資料2・資料3は何を決めたか

2026年3月17日の検討会第4回は、試験の枠組みの現状案をまとめて公表した回です。資料2は、運営主体を中小企業庁とし、試験の実施は民間団体へ毎期公募で委託する設計を示しました。科目はM&A実務/倫理・行動規範/財務・税務/法務の4科目です。出題割合の現状案は、M&A実務35〜40%、倫理・行動規範25%、財務・税務20〜23%、法務17〜18%です。試験形式の現状案は、設問60問程度・120分・CBT方式です。

合格基準の現状案も検討会第4回資料2に載っています。総得点70〜80%程度、科目別最低基準50%程度、倫理・行動規範科目の禁忌肢の3層です。禁忌肢は複数設問に配置し、一定数選ぶと不合格とする設計で、設問数と閾値は未公表です。実施年度の想定は令和8・9年度、立ち上げ期は年3回程度の一斉実施が想定され、立ち上げ期に試験免除は設けない想定です。公式サンプル問題は、正式4問(4科目各1問・四肢択一)と参考の禁忌肢問題1問です。

資料3は出題範囲一覧です。4科目の小項目を並べ、特に重要度が高く優先的に出題する項目に●印を付けています。過去問が存在しない新設試験で、学習の優先順位を組む根拠になるのはこの資料3です。なお資料2は、M&A支援機関登録制度の登録機関に資格取得の推奨等を求めることを「検討」する旨までを記載しています。資格が登録要件になるか、M&A仲介業務に義務づけられるかは、2026年9月28日時点で公表されていません。

2026年3月27日〜4月22日の企画競争と5月1日の採択は何を決めたか——実施団体の確定

2026年3月27日〜4月22日の企画競争と、2026年5月1日の採択で決まったのは、試験を実施する団体です。中小企業庁は2026年3月27日、中小M&A資格試験実施事業の委託先を選ぶ企画競争の募集を開始しました。同日の企画競争募集要領には、受験者に関わる記載があります。試験は有償を想定し額は未定、受験者は年1回のみ受験可、CBT・120分・最大60問程度です。受験者数の想定は、M&A支援機関登録制度におけるM&A支援業務専従者数等である約10,000人をベースに見積もるとしています。同要領の表では、2026年2月末時点の都道府県別M&A支援業務専従者数の合計は10,616人です。これは見積りの基準であり、受験者数の実績ではありません。

応募締切は2026年4月22日で、応募は3件でした。中小企業庁は2026年5月1日、株式会社銀行研修社を委託先として採択したことを公表しました。事業名は「令和7年度補正 中小企業活性化・事業承継総合緊急支援事業(中小M&A資格試験実施事業)」です。この採択で、今後の受験案内がどこから出るかが特定されました。試験日・申込方法・受験料は、中小企業庁の公表または委託先の案内で確定します。ただし採択結果ページに期日や金額の記載はなく、2026年9月28日時点でも公表されていません。委託先の決定と試験日の決定は別の事柄です。実施団体の詳細は関連記事「実施団体は株式会社銀行研修社」に整理しています。

2026年7月21日の検討会第5回資料2は何を決めたか——登録制度の案

2026年7月21日の検討会第5回資料2は、試験合格後の登録制度の案を公表しました。2026年9月28日時点で最新の公表資料です。案では、試験合格、誓約書提出、登録講習修了、欠格事由なしの確認、という順序で登録します。登録者検索システムで氏名・登録番号・登録年月日・所属先名を公表する案です。有効期限は「期限なし」と「3〜5年」の2案が併記され、更新は誓約書と更新講習です。運用開始は令和10年度以降が想定されています。

取消要件は、欠格事由該当・不正登録・信頼失墜行為の3つです。判断は中小企業庁が行い、必要に応じて第三者委員会を置く案です。検討会第5回資料2は「案」であり、確定した制度ではありません。有効期限の2案がどちらになるか、登録講習の内容や費用も、2026年9月28日時点で公表されていません。この資料で分かったのは、試験合格の後に登録という手続きが続く設計だということです。登録制度の詳細は関連記事「登録制度との関係」で扱っています。

2026年9月28日時点でまだ公表されていないことは何か——どこから公表されれば分かるか

2026年9月28日時点で公表されていない事項は、次の表のとおりです。それぞれ、どの発信元から公表されれば確定するかを添えます。公表の時期は、いずれも公表資料に記載がありません。当サイトは時期を推測して書きません。

未公表の事項2026年9月28日時点の状況公表されれば分かる発信元
試験日・申込方法・受付期間・受験料・受験資格・正式名称(試験案内に属する事項)いずれも未公表。実施年度は令和8・9年度の想定、立ち上げ期は年3回程度の一斉実施の想定(検討会第4回資料2)。受験料は企画競争募集要領が有償を想定・額は未定と記載。資料上の名称は「中小M&A資格試験(仮称)」。項目別の状況は関連記事「中小M&A資格試験はいつから?」中小企業庁の公表または委託先(株式会社銀行研修社)の試験案内
合格基準の確定値現状案のみ(総得点70〜80%程度・科目別最低基準50%程度・禁忌肢)。設問数・配点・禁忌肢の設問数と閾値は未公表中小企業庁の検討会資料または試験案内
公式テキスト・公式講座有無を含めて未公表中小企業庁の公表または委託先の案内
登録制度の確定案の段階(検討会第5回資料2)。有効期限の2案、登録講習の内容・費用は未確定中小企業庁の検討会資料
登録要件化・義務化未公表。検討会第4回資料2は登録機関への資格取得推奨等を「検討」する旨まで中小企業庁の公表
合格率・受験者数実績なし(試験は未実施)試験実施後の公表

試験日については、この記事では「2026年9月28日時点で未公表」であることだけを書きます。「年3回程度の一斉実施」の想定から読み取れること・読み取れないことは、関連記事「中小M&A資格試験はいつから?」で扱っています。申込期間や受験資格の状況も同記事にあります。

公表されたときに何が変わるかは、事項ごとに違います。試験日と申込方法が公表されれば、学習期間の逆算と業務の調整ができます。受験料が公表されれば、組織で受験させる場合の予算化ができます。公式テキストが公表されれば、一次資料の代わりになる教材が特定できます。それまでの一次資料は、検討会第4回資料2・資料3、中小M&Aガイドライン第3版、M&A支援機関登録制度の公式サイトの4本です。合格基準の確定値が公表されれば、科目別最低基準への対策を見直せます。それまでの学習は、公表済みの出題範囲一覧(検討会第4回資料3)と現状案で組めます。

次の一歩:公表を待ちながら、今日できることを先に済ませる

最初にできるのは無料の行動です。出題範囲は検討会第4回資料3で公表済みなので、登録不要・約5分の10問クイック診断で、4科目の現在地を測れます。結果には総合正解率と、最も正答率が低かった科目1つが表示されます。科目別最低基準50%程度の現状案に照らして、どの科目から手を付けるかの判断材料になります。次に、公表された日に知る方法です。無料会員登録時に重要情報の受け取りを選ぶと、試験日・受験料・申込方法の公表を、公表された日にメールで受け取れます。公式テキスト・公式講座・合格基準の確定など、学習に直結する公表も同じ日に届きます。受け取りは任意で、いつでも停止できます。有料の合格対策パックは、診断の結果と公表状況を見たうえで、必要だと判断したときに検討すれば足ります。

中小M&A資格試験の最新情報を教えてください。2026年9月28日時点で最新の公表は何ですか?

2026年7月21日の中小企業庁 検討会第5回資料2(試験合格後の登録制度の案)です。それより後の検討会資料は、2026年9月28日時点で公表されていません。試験日・受験料・申込方法・受験資格・正式名称・公式テキストも未公表です。

中小M&A資格試験は今どうなっていますか?

実施団体が株式会社銀行研修社に決まり(2026年5月1日採択公表)、試験合格後の登録制度の案まで公表された段階です。試験の枠組みは検討会第4回資料2の現状案、出題範囲は資料3で公表されています。試験日と申込方法は2026年9月28日時点で公表されていません。

今後のスケジュールは公表されていますか?

試験日・申込期間の具体的なスケジュールは、2026年9月28日時点で公表されていません。公表資料にあるのは、実施年度の想定が令和8・9年度、立ち上げ期は年3回程度の一斉実施の想定、登録制度の運用開始は令和10年度以降の想定、までです。当サイトは推測による日程を掲載しません。

2026年に入ってから公表されたものは何ですか?

中小企業庁の公表として4件です。2026年3月17日の検討会第4回資料2・資料3、2026年3月27日の企画競争の募集開始と募集要領です。応募締切は4月22日で、応募は3件でした。続いて2026年5月1日の委託先採択(株式会社銀行研修社)、2026年7月21日の検討会第5回資料2です。2026年9月28日時点で、検討会第5回より後の検討会資料と、試験案内は公表されていません。