この記事の目次(9項目)
公表日にやることは3つ——原典で照合する・申込と支払いを押さえる・学習配分を残り日数に置き換える
中小M&A資格試験(仮称)の試験日・申込期間・受験料・受験資格・正式名称は、2026年9月30日時点でいずれも公表されていません。一方で、試験の枠組みは先に公表されています。検討会第4回資料2(2026年3月17日)に試験方式(設問60問程度・120分・CBT)と合格基準(総得点70〜80%程度・科目別50%程度・禁忌肢)の現状案があり、資料3に4科目の出題範囲一覧があります。実施団体は株式会社銀行研修社です(2026年5月1日採択公表)。この状態で試験日が公表された場合、公表日にやることは3つに絞れます。原典で7項目を照合すること、申込と支払いの期日を押さえること、学習計画を比率から残り日数に置き換えることです。本記事は、当サイトが公表資料をもとに組んだ手順案です。公表資料が確定値を示した時点で、その確定値が本記事に優先します。
初日:ニュースやSNSではなく、中小企業庁か実施団体の原典を開く
公表を知った経路が二次情報(ニュース記事・SNS・他サイトのまとめ)であっても、動く前に原典を開きます。確認先は2か所です。中小企業庁の公表(これまで公表に使われてきたのは、中小M&A市場の改革に向けた検討会の資料ページと、委託事業の公募・採択結果のページ)と、実施団体である株式会社銀行研修社の案内です。どちらから、いつ公表されるかは2026年9月30日時点で示されていません。二次情報には、現状案の数値を確定値のように書いたものや、公表されていない実施月を推測で書いたものが混ざり得ます。原典で読める範囲だけを事実として扱い、原典に書かれていない項目は「未公表のまま」と整理します。当サイトの試験日程ページと公表状況の一覧も、原典の記載に合わせて同日に更新します。
照合する7項目——現状案と確定値の差を1項目ずつ見る
原典を開いたら、次の7項目を上から順に照合します。ポイントは「新しく分かったこと」と「現状案から変わったこと」を分けて記録することです。現状案と確定値が一致していれば準備は変わりません。変わっていれば、その項目に関わる準備だけを直します。
| 項目 | 2026年9月30日時点 | 公表日に見るところ |
|---|---|---|
| 正式名称 | 未公表。資料では「中小M&A資格試験(仮称)」 | 名称と、名称の扱い(略称・英語表記の有無) |
| 試験日 | 未公表。立ち上げ期は年3回程度の一斉実施の想定 | 初回の日付・時間帯・会場の指定方法。年内に次回があるか |
| 申込期間と方法 | 未公表 | 申込開始日・締切日・申込先(実施団体の窓口か)・必要書類 |
| 受験料 | 未公表 | 金額・支払い方法・支払い期日・返金の扱い |
| 受験資格 | 未公表。想定受験者の記述はあるが受験資格を定めたものではない | 資格要件の有無・実務経験要件の有無・本人確認の方法 |
| 試験形式 | 現状案:60問程度・120分・CBT | 設問数・時間・方式が現状案と同じか |
| 合格基準 | 現状案:総得点70〜80%程度・科目別50%程度・禁忌肢 | 3層が確定したか・数値が現状案と同じか・禁忌肢の設問数や扱い |
7項目のうち試験形式と合格基準は、現状案がすでに公表されている項目です。確定値が現状案と同じであれば、これまでの学習の前提はそのまま使えます。数値が動いた場合(たとえば科目別の最低基準の水準が変わった場合)は、学習配分の優先順位に直結するため、その日のうちに配分を見直します。残る5項目は2026年9月30日時点で情報がゼロの項目なので、公表日に初めて分かることになります。
1〜2日目:申込と支払いの期日を先に押さえる
試験日より先に来るのは申込の締切です。申込期間・方法・必要書類・支払い方法は2026年9月30日時点で公表されていないため、具体的な手続きは公表を待つほかありません。公表日にやるのは、締切日と支払い期日をカレンダーに入れ、手続きに必要になり得るもの(本人確認に使う書類、支払い手段、所属先での承認が要る場合はその手続き)を当日中に確認しておくことです。何が必要かは試験案内で確定します。ここで先回りして推測の準備をする必要はなく、案内に書かれた必要書類をその日に揃える体制にしておけば足ります。
組織として社員に受験させる場合は、公表日に動くべきことが個人より多くなります。受験料の予算化、申込の取りまとめ、試験日の業務調整の3つです。受験料も申込方法も未公表のため、金額が分かった日に予算の承認を取り、申込の締切までに人数を確定させる流れになります。団体申込の制度があるかどうかも2026年9月30日時点で公表されていません。試験案内に団体向けの手続きが書かれていれば、それに従います。
3〜7日目:学習計画を「比率」から「残り日数」に置き換える
ここからは公表資料をふまえた当サイトの学習上の助言です。試験日が公表されるまでの学習計画は、期間を固定せず比率で持つのが現実的です。公表日に、その比率を残り日数に置き換えます。手順は3段階です。第1に、4科目の正答率を測り、最も低い科目を特定します(公表前に測ってあれば、この段階は省けます)。第2に、出題範囲一覧(検討会第4回資料3)の●印が付いた優先出題項目を軸に、科目ごとの範囲を絞ります。第3に、出題割合の現状案(M&A実務35〜40%、倫理・行動規範25%、財務・税務20〜23%、法務17〜18%)と科目別の現在地を掛け合わせ、残り日数を配分します。
配分の考え方で外せないのは、科目別50%程度の合格最低基準が想定されている点です。得意科目を伸ばして不得意科目を補う戦略は取りにくく、4科目のうち1科目でも50%を下回る状態は、総得点が足りていても不合格になり得ます。したがって残り日数の配分は、最も低い科目を50%以上に引き上げることを最優先にし、その後に出題割合の大きいM&A実務へ時間を回す順番になります。倫理・行動規範には禁忌肢が設定される想定なので、中小M&Aガイドラインの「してはならない」とされる行為を原文で確認する時間を、配分とは別に確保します。
公表日に変わらないもの——出題範囲・合格基準の枠組み・登録の流れ
試験日が公表されても変わらないものを整理しておくと、公表日に慌てずに済みます。出題範囲は検討会第4回資料3で小項目まで公表されており、試験日の公表で範囲が変わるとは公表資料に書かれていません。合格基準の3層構造(総得点・科目別最低基準・禁忌肢)も現状案として公表済みで、公表日に見るのは数値の確定だけです。合格後の登録制度は検討会第5回資料2(2026年7月21日)に案が示されており、登録要件は試験合格・誓約書・登録講習の修了・欠格事由に該当しないことです。これらは試験日とは別の論点で、試験日の公表で動くものではありません。ただし、公表資料が確定値として現状案と異なる内容を示した場合は、その確定値が優先します。
当サイトが公表日に更新するもの
当サイトは、公表当日に試験日程ページと公表状況の一覧を原典の記載に合わせて更新します。無料会員登録時に試験情報の受け取りを選んだ方には、公表当日に公表資料の要点だけをまとめたメールをお送りします。推測や見通しは書きません。本記事も、公表された確定値に合わせて7項目の表を書き換えます。
よくある質問
試験日が公表されたら、まず何を見ればよいですか?
中小企業庁の公表または実施団体(株式会社銀行研修社)の試験案内の原典です。ニュースやSNSで知った場合も、原典で正式名称・試験日・申込期間と方法・受験料・受験資格・試験形式・合格基準の7項目を照合してください。2026年9月30日時点では、いずれも公表されていません。
申込に必要なものは何ですか?
申込方法・必要書類・支払い方法は2026年9月30日時点で公表されていません。試験案内の公表時に確定します。公表日にやるのは、締切日と支払い期日を押さえ、案内に書かれた必要書類をその日に揃えられる体制にしておくことです。
試験日が公表されてから勉強を始めても間に合いますか?
初回の試験日と申込開始からの間隔が公表されていないため、残り日数がどれだけあるかは公表されるまで分かりません。出題範囲と合格基準の枠組みは先に公表されているので、公表前に4科目の現在地を測っておけば、公表日に残り日数へ配分を置き換えるだけで済みます。
現状案の数値(60問・120分・合格基準)は公表日に変わりますか?
変わるかどうかは公表されるまで分かりません。検討会第4回資料2の数値は現状案です。公表日に確定値と現状案を1項目ずつ照合し、動いた項目だけ準備を直してください。
次の一歩:公表前に4科目の現在地を測っておく
公表日に一から始めなくて済むかどうかは、公表前に4科目の正答率を測ってあるかで決まります。今日できることは、20問精密診断で科目別の正答率と弱点を出しておくことです。試験日が公表された日に、この結果へ残り日数を割り当てるだけで計画になります。無料会員登録をすると診断と本番想定60問模試の結果が保存され、公表当日の要点メールも任意で受け取れます。